003:キャラクターを演じる

以前この漫画を応援してくれているお友達から言われたことがある。
「この主人公のキャラは作者に似ているんだよね」
これは最高の褒め言葉としてとてもうれしかった。
学生の頃は演劇にも興味あって
一時期、舞台に立つ役者さんになりたいとも思っていました。
演技をすることにすごく憧れていたのですが
人前に立つと緊張して何もできない性格だったので
その夢はあっという間に消えてしまいましたが…
でも自分の漫画の世界なら
自分の作ったキャラで代わりに「演技」ができるのでは?
ようやくこの長編漫画の世界観が確立し
その舞台で役者を動かしていく監督になった感覚で
とても楽しい作業となりました。
漫画制作の過程は様々な困難や壁はありましたが
何事もやり抜いていく気持ちで制作を続けていきました。
作中で主人公だけではなく
どのキャラクターにも仕草、行動、セリフは
自分ならこう演技するだろなという想像を
詰め込んだものです。